【地球外の聖地】天地ファンで「月の土地」買ってみた

【地球外の聖地】天地ファンで「月の土地」買ってみた

※月の土地権利書/月の憲法/月の地図はこちらのページに掲載しています。

 

199X年、Zと名乗る謎の青年によって、地球唯一の衛星である「月」は一撃の下に破壊されてしまった(OVA第三期シリーズ第6話参照)。その後、三柱の頂神により時空が巻き戻され月は元通りの外形を取り戻すも、光鷹翼を生み出せる者同士の戦闘による不思議エネルギー放射の影響か、何故かその土地の所有権だけが特異点的に宇宙条約や月協定をすり抜け文字通り宙に浮いてしまっていたのである。これに目を付けたのが米国のルナエンバシー社(樹雷直轄の組織とも噂されている)であり、同社はこれまでどの国家や組織も実施していなかった地球外不動産として「月の土地」の所有権を民間向けに販売するビジネスに乗り出した。

柾木天地達の物語から数年後、山田西南の結婚式が月の裏側で賑やかに(笑)執り行われた。二次会出席者も含めて岡山県の柾木の村から大人数が数日前より月に移動したのだが、瀬戸の船・水鏡に招待を受けたごく一部の親族を除き、それらのほとんどがルナエンバシー社の権利化した土地に建設された宿泊施設を利用していたのであった。地球よりもはるかに優れたテクノロジーを持つ宇宙において、月の表面に少しでも動きがあれば、例えばギャラクシーポリス(通称:GP)といった宇宙管轄組織が見逃す事は無いんじゃないの?と思う人がいるかもしれない。いやいや。月はそれを衛星とする地球ごと樹雷皇家によって厳重に管理されており、近づこうとする海賊はない。さらに、月周辺をパトロールするGP職員は存在するのだが、その主任担当官であるケネス・バールと補佐官ラジャウ・ガ・ワウラは勤務時間中にもかかわらずギャンブルといった娯楽に興じる日々を送っているので地球から月に人がやって来たとしても気付かない。おそらく向こう10年はこんな調子で警備はザルであろう。唯一月の表面の動きを目ざとく追いかけているのは、西南の父・北東の読んでいる新聞の新聞社であり、ほぼリアルタイムで月表面の様子をスッパ抜いている。彼らは何者なんだ。簾座連合のスパイか?

話が脱線したが、米国のルナエンバシー社によって民間人でも月の土地を安価に購入できるようになった。そこで天地同人サークルの有志は、2018年9月25日(天地の日)に地球外の聖地「月」の土地を買ってみた。詳細はページ上部のリンク先を参照の事。土地の権利書と管理データベース上には「天地横丁」の文字が刻まれている。天地ファンの活動はついに地球外の聖地にまで波及したのである。

※これは「天地無用!GXP」15周年と平成最後の天地の日を記念した有志のファン企画です。文章の内容はほぼフィクションですが、月の土地を購入したのは本当です。

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